2010年04月09日
Q29 接続業者に契約者の情報開示義務はありますか?
Q29 インターネット接続業者に契約者の情報開示義務はありますか?
A29 インターネットの掲示板やブログなどで、個人や会社に対して、誹謗中傷、名誉毀損がなされた場合、プロバイダー責任法(プロバイダ責任制限法)によって、掲示板やブログを運営する会社に対して、書き込みをした者の個人情報の開示を求めることができます。
ただし通常、ブログや掲示板に書き込むために、個人情報を運営会社に登録するとしても、それが正しいものかどうか確認されることはほとんどありません(適当な名前でブログを開設できますし、2ちゃんねるに書き込むためには何の登録も必要ありません。)。つまり、ブログや掲示板を運営している会社は使用者の正しい個人情報を把握しているとは限りません。そのため、その使用者がインターネットを利用するために契約している経由プロバイダに対しても情報開示を求める必要があります。ここまではQ7 自分の顔写真が勝手にネットにアップされたら・・の記事で触れたとおりです。
この経由ブロバイダに対する情報開示が法律上認められるかが従前争われてきました。
それが、
「プロバイダーに情報開示義務=ネット中傷書き込みで初判断-最高裁」
この最高裁判決により、経由プロバイダ(インターネット接続業者)も情報開示義務があることが認められました。
妥当な結論だと思います。
A29 インターネットの掲示板やブログなどで、個人や会社に対して、誹謗中傷、名誉毀損がなされた場合、プロバイダー責任法(プロバイダ責任制限法)によって、掲示板やブログを運営する会社に対して、書き込みをした者の個人情報の開示を求めることができます。
ただし通常、ブログや掲示板に書き込むために、個人情報を運営会社に登録するとしても、それが正しいものかどうか確認されることはほとんどありません(適当な名前でブログを開設できますし、2ちゃんねるに書き込むためには何の登録も必要ありません。)。つまり、ブログや掲示板を運営している会社は使用者の正しい個人情報を把握しているとは限りません。そのため、その使用者がインターネットを利用するために契約している経由プロバイダに対しても情報開示を求める必要があります。ここまではQ7 自分の顔写真が勝手にネットにアップされたら・・の記事で触れたとおりです。
この経由ブロバイダに対する情報開示が法律上認められるかが従前争われてきました。
それが、
「プロバイダーに情報開示義務=ネット中傷書き込みで初判断-最高裁」
この最高裁判決により、経由プロバイダ(インターネット接続業者)も情報開示義務があることが認められました。
妥当な結論だと思います。
Posted by 沖縄の弁護士 at 12:49
│インターネットの法律問題